「YOAKE」について

太鼓の達人 ニジイロバージョン2020の最後の新曲として私たちの曲「YOAKE」が遊べます.

この曲のライナーノーツ的なものを書き記しておこうと思います.

フルバージョンはこちらで聴けます.ブラッシュアップ作業によりアレンジが若干変わっていますが,歌詞は変わっていません.極力歌詞の表現に合わせて文章を書いたので,ぜひ歌詞を聞き取りながら読んでいただけるとより多くのことが伝わるかと思います.

YOAKEを作ったのは2020年4月の初めです.本来であれば東京でオリンピックが開催されたり,山手線には新駅が開業したりと,誰しもが新しい時代の希望を2020年に描き,理想の未来を夢見ていました.それは太鼓の達人においても同様です.10年ぶりに新しい筐体になるということで,この楽曲公募のテーマはそんな新しい太鼓の達人の門出を祝す,というものでした.

しかし,みなさん知っての通り,現実の2020年4月では,前代未聞の緊急事態宣言が発令されました.活動拠点であるクラブ・ライブハウスやゲームセンターは真っ先に槍玉にあげられ,営業することもできずやむなく休業する店舗が多かったのを覚えています.外に出てみるといつもの町から人は消え,ふと駅や電車を見ると全く人気がなく,まさに非日常を強く実感しました.真昼なのに深夜のように閉ざされた街や部屋の中で,本当にどこにも行くことができず,何もできずに止まったような時だけがただ過ぎていたのを覚えています.

本来であれば太鼓の達人の新しい時代の到来を祝福するような曲を作るべきです.しかし当時の情勢は,正直新しい時代を祝福できるムードではありませんでした.みんなでゲームセンターで気兼ねなく思いっきり遊んだり,友達と食事をしたり,音楽をライブで楽しんだりと,当たり前に,変わらないと思っていた明日さえ今も来るかわかりません.ただ,この危機を乗り越えた「夜明け」がいつか訪れれば,心から新しい時代を祝えるチャンスがもう一度来るのではないかと考えました.

また,ボーカルのUzumaki君はそんな情勢の中で,ギリギリのタイミングでの出会いがありました.このタイミングだからこそ作れる曲があるんじゃないか,という予感めいたものから着想を得て,あとは勢いでこの曲を制作しました.

この曲はそんなタイミングだからこそ描けた,今の時代だからこその希望を描いた歌です.

まだ夜明けは訪れませんが,そろそろ東の空が白んできそうなニュースも最近は聴けるようになりました.
ぜひ多くの人に長く愛される曲になってほしいと願うとともに,「こんな事もあったなぁ」といつか深く思い出せるような曲になってほしいとも考えています.

YOAKE,よろしくお願いします.

「YOAKE」について

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